大豆は、総じて急伸

<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて急伸です。前場は夜間取引が伸び悩んだことで上値を削りました。しかし、後場に入ると円相場が一段と下落し、さらに夜間取引も上伸したため、大豆は買い直されました。特に、Non大豆の期先3本は後場にストップ高に張り付くなど切り返しが目立ちました。前日比は、Non大豆が600〜2000円高、一般大豆は6月当限の10円安を除いて1000〜2000円高です。

東京コーンは急伸です。為替が1ドル=107円台後半まで円安に振れているうえ、10日のシカゴが大幅続伸して、さらにこの日の夜間取引が上伸してることで、買いが殺到して、期近を除き終日、ストップ高に張り付きました。全限月が一代高値を更新して、先限ベースでの上場来高値を更新しました。大引けの前日比は、180〜800円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅上昇、107円半ばで取引されています。午後から夕方にかけての取引では107.50円の上値でストップロスを巻き込み、きょうの高値107.76円付近に上昇しました。しかし、108円近くにオプションが並んでおり、一時107.40円付近に下落したようです。ただ、ドル買い地合いは続いていると指摘されています。


<国内石油市場>
国内石油市場は総じて上昇です。原油は、NY原油の大幅続落を受けて売りが先行しましたが、その後は夜間取引高と円安を受けて上昇に転じました。製品も同様に安寄り後に上昇に転じました。灯油は全限月4ケタ高で引け、先限は11万円台を維持しました。ガソリンは期近2本が小安く引けましたが、期先2本はかろうじて4ケタ高を維持して引けました。ガソリン期先2本、灯油の先限を除く5限月、原油の3限月が一代高値を更新し、灯油の当限は期近ベースで上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが250円安〜1250円高、灯油が1210〜1730円高、原油が330〜1170円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、続落です。金はNY急落を受けて売り優勢で始まりました。ただ円安などが下支え要因となり、序盤の売り一巡後はユーロ安一服とともに値を戻しました。欧州時間に入ると、先限は1円安まで戻したが、ドル高警戒感も残り、戻りを売られて上げ一服となりました。銀もNY安を引き継いで続落しました。前日比は、金が16〜5円安、金ミニが17〜5円安、銀が11.2〜6.0円安です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて反発です。白金はNY急落を引き継いで売り優勢で始まりました。しかし、その後は円安やユーロ安一服を受けて急速に地合いを引き締め、軒並みプラスサイドを回復して堅調となりました。ただドル高懸念も残り、終盤にかけて上げ一服となり、パラジウムは円安に支援されて買い優勢で始まると、白金反発などにつられて上値を伸ばしました。前日比は、白金が29〜95円高、パラジウムが7円安〜24円高です。

シカゴ大豆は大豆オイル主導で大きく売り込まれる

<シカゴ穀物市場>
大豆は需給レポートの結果を受け高寄りで始まったものの、その後は夜間取引で軟調だったパームオイルが圧迫要因となり大豆オイル主導で大きく売り込まれました。また、コーンの作付けが遅れていることから、大豆への転作懸念も圧迫要因となったようです。大豆7月限は引けにかけて値を戻し5.5セント安の1446.5で引けました。大豆の期末在庫は旧穀が1.25億Bu、新穀が1.75億Buと前月に比べ減少しています。

コーンは夜間取引の流れを受け、取引開始から高値で始まり、堅調に推移しました。コーン7月限は16.0セント高の673.25で引けました。USDAによる需給報告では、旧穀は14.33億buと上方修正される一方、新穀は6.73億Buと前回よりも下方修正されたことがサポートとなりました。

小麦は夜間取引の流れを受け上値で始まり、その後もローカルによる買いの先行、また対大豆のスプレッドなどにより堅調に推移しました。需給報告によると、2008/09年度期末在庫は先月よりやや多い4.87億Bu、同年度世界期末在庫は1.32億トン、世界生産量も6.63億トンに上方修正されています。小麦7月限は前日比20.5セント高の809.0で引けました。  


<NY原油市場>
朝方は堅調だったものの、ユーロが対ドルで急落したことを受けて、NY原油も大きく下押されました。IEAが世界石油消費量を日量8677万バレルと今年5度目の下方修正を発表したことも圧迫要因となりました。原油7月限は3.04ドル安の131.31で引けました。バーナンキ議長が利上げを示唆する発言をしたことがドル高要因となり、今後もドルの動向が注目されます。


<NY貴金属市場>
利上げ観測を背景に強含んでいるドルや、軟調に推移した原油が圧迫要因となり、NY金は大幅下落となりました。また、海外勢のファンド筋による売りも背景にあるようです。銀やプラチナもそれぞれ連れ安となりました。金8月限は26.9ドル安の871.2、銀7月限は57.5セント安の1663.5、プラチナ7月限は56.7ドル安の2002.9で引けました。テクニカル的な強気転換に失敗したことでも地合いが弱くなっているようです。

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