大豆は、一部期近限月を除いて反落

<国内穀物市場>
東京大豆は、一部期近限月を除いて反落です。16日のシカゴ反落を受けて、軒並み急反落して寄り付きました。その後、ドル売りの流れにシカゴ高が連想され、Non大豆が総じて続伸して前場の取引を終えるなど押し目買いの展開となりました。後場はドル安・円高が一服したため再び上値を削りましたが、軒並み陽線引けしています。前日比は、Non大豆が810円安〜470円高、一般大豆は1000円安〜220円高です。

東京トウモロコシは急反落です。週明けのシカゴがまちまちで引けたものの、大幅高となった前日の夜間取引と比較して急落し、今日の夜間取引も軟調に始まったことに圧迫されました。特に前日大幅な上ザヤで発会した7月先限はその反動で下げ幅が大きくなり、前場は拡大ストップ安に張り付きました。その後シカゴの夜間取引が戻したことで、後場はストップ安を外れました。大引けの前日比は、940〜450円安です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から下落し107円後半で取引されています。前日から欧米紙が米利上げ憶測を否定する報道をしたことで、米利上げ見通しが後退です。ドルは対円、対ユーロともに弱含みまし。夕方の取引では、欧州中央銀行(ECB)のビーニ・スマギ専務理事が地元紙に対し、ユーロ圏の消費者物価指数(CPI)伸び率を目標の2%以下にするには、25ベーシスポイント(bp)の利上げで十分との認識を示したことで、ECBの連続利上げ観測が後退するとの見方からユーロ売りが強まりました。


<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンと原油は反発し、灯油は大幅続落です。寄り付きは、NY原油が前日の大引け時点とあまり変わらなかったことで、前日の軟調地合いを引き継いで製品中心に下落して始まりました。その後、ガソリン高の灯油安の展開となり、13日からこれまでの異常なガソリン・灯油のストラドルに対する修正場面が続いています。ガソリンが総じて4ケタ高となる一方、灯油が4ケタ安かそれに近い下げ幅となったことで、今日はガソリンが一気に2000円内外、下ザヤを修正する形となりました。また、クラック(製品と原油のサヤ)も前日同様、ガソリンが拡大、灯油が縮小しました。なお、日中の動きとしては、午後3時以降、NY原油の夜間取引が急伸したことで、後場後半に戻す限月が多くなりました。前日比は、ガソリンが980〜1270円高、灯油が1130〜840円安、原油が160〜580円高です。


<国内貴金属市場>
金、銀は軒並み上昇です。金はNY高を引き継ぎ大幅高となり、前場は堅調に推移しました。後場寄り前に円が小幅高したことで後場は上げ幅を縮小しましたが、終盤にドル建て現物相場の上昇を受けて一段高となり、先限は3106円まで買われました。銀はNY高から値を飛ばし、期先2本が600円台を回復しました。後場はいったん上げ一服となりましたが、終盤に金に追随し、先限は610円まで上昇しました。前日比は、金が46〜57円高、金ミニが40〜56円高、銀が18.5〜28.3円高でうす。

白金系貴金属(PGM)は、大幅続伸です。白金はNY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は円高や原油軟調に上値を抑えられましたが、米景気減速でドル安の見方が強く、堅調に推移して終盤に一段高となりました。先限は7000円台を回復し、約3週間ぶりの高値を付けました。パラジウムもNY高を受けて続伸して4月限が一代高値を更新し、先限ベースで約3カ月ぶりの高値を付けました。前日比は、白金が65〜121円高、パラジウムが10〜64円高です。

シカゴコーンは堅調に推移

<シカゴ穀物市場>
大豆は堅調だった夜間取引の流れや、史上高値を更新した原油を受け軒並み高で寄り付きましたが、その後原油が反落したことで大豆オイル主導で軟調な動きとなりました。中心限月の大豆11月限は8.0セント安の1523.0で引けました。また、アルゼンチンでのストが再開されたことでサポート要因となっているようです。大豆の週間輸出検証は1272.2万Bu、大豆オイルの期末在庫は24.89億ポンドとなっています。

コーンは夜間取引の流れを受け、軒並み高で寄付き、その後も堅調に推移するも、大豆の急落より引けにかけては上げ幅を抑えられました。コーン7月限は0.75セント高の732.5で引けました。取引開始から朝方の原油高もサポート要因となりました。またアイオワで発生した嵐の影響により広範囲な被害が予想され、作柄に大きな悪影響を与えているようです。

小麦は雨による収穫の遅れが影響し、コーン、大豆と共に軒並み高で始まるも、その後は軟調に推移しました。小麦7月限は前日比5.5セント安の876.5で引けました。週間輸出検証は1333万Buと事前予想をやや下回りました。カンザス、オクラホマではさらに大雨が続くと見られ、収穫に更なる影響が出ると予想されています。一方、干ばつが続いていたアルゼンチン産地では今週は恵みの雨が降るとの見方です。


<NY原油市場>
朝方は堅調な動きとなるも、サウジアラビアが日量20万バレルの増産を行うとのニュースより、後半にかけては下押す動きとなりました。原油7月限は0.25ドル安の134.61で引けました。石油価格高騰について、OPECに非難が向けられており、今回の増産はマーケットを押し下げるには至らないとの指摘もあります。


<NY貴金属市場>
ドルが売られたことや、史上高値を更新した原油をサポートに、NY金は軒並み堅調に推移しました。但し、原油が下落したことで利益確定の動きも見られ上げ幅を縮めています。銀は強気なファンダメンタルにより大幅上昇、プラチナは金に連れ高となっています。金8月限は13.2ドル高の886.3、銀7月限は67.2セント高の1723.2、プラチナ7月限は13.7ドル高の2050.7で引けました。また、全体的に堅調な穀物市場も買いを誘っているようです。

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